ドメインとは、ウェブサイトを識別するための名前のこととなります。
下記のexample.comの箇所となります。
URL01:https://example.com/
URL02:https://www.example.com/
メールアドレス:info@example.com
WEBサイトを見るのに必要なアドレスの指定には、以下の2つがあります。
・IPアドレス
・ドメイン
どちらのアドレスを指定しても、WEBサイトを見ることはできますが、
IPアドレスの数字の羅列よりも、ドメインの名前のほうがわかりやすいとの理由で
ドメインによるアドレス指定が使われるようになりました。
ドメインの構造 |
ドメイン名は通常、次のような階層構造になっています。
- 例:
www.example.com
www
: サブドメイン- ウェブサイトの特定の部分(例: 「blog.example.com」の「blog」)。
example
: セカンドレベルドメイン- この部分は、通常、企業や団体、個人が選択するカスタム名。
.com
: トップレベルドメイン(TLD)- 国やカテゴリを表す部分(例:
.com
、.jp
、.org
)。
- 国やカテゴリを表す部分(例:
トップレベルドメイン(TLD) |
TLDはドメイン名の一番右側にある部分で、インターネット上の特定の種類や場所を示します。
TLDはICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)という組織によって管理されています。.jp
は日本の「日本レジストリサービス(JPRS)」が管理。
- 一般的なTLD:
.com
: 商業用サイト(現在は幅広い用途で使用)。.org
: 非営利団体向け。.net
: ネットワーク関連。.info
: 情報提供サイト。.biz
: ビジネス向け
- 新しいgTLD(2010年代以降に導入されたもの):
.shop
,.tech
,.blog
,.xyz
など、特定のテーマや業界に対応するドメイン名。 - 国別TLD:
.jp
: 日本.us
: アメリカ.uk
: イギリス.de
: ドイツ.cn
: 中国
セカンドレベルドメイン |
任意の名前を指定。
例: store.example.com
のexampleの部分。
独自ドメイン |
トップレベルドメインとセカンドレベルドメインを組み合わせて、独自ドメインと呼ぶ。
例: store.example.com
のexample.comが独自ドメイン。
サブドメイン |
サブドメインは、ドメイン名の一部として、ウェブサイト内の特定の部分を示します。
- 例:
store.example.com
のstoreの部分。
サブドメインを使うことで、サイトの異なる部分を独立して管理可能。
www.example.comのwwwもサブドメイン。
インターネットの黎明期では、1つのサーバーの容量が限られる為、
下記のように用途に応じてサブドメインを設定し、サーバーを分けて運用していました。
(ホームページ用)www.example.com
(メール用)mail.example.com
ドメイン名の登録 |
ドメイン名は一意なものであり、登録によって管理されます。
ドメイン登録サービス(レジストラ):
登録時に料金が発生し、更新が必要です。
おもなサービス: お名前ドットコム、バリュードメイン、Xserverドメイン、さくらのドメイン、GoDaddy、Namecheap、Google Domains など。
DNS(ドメインネームシステム)サーバーへの登録 |
ドメイン名は、DNSを通じてIPアドレスに変換されます。例: example.com
→ 192.168.1.1
これにより、人間は覚えやすい名前でアクセス可能になります。