RSTPの設定


RSTPの設定

Catalystはスパニングツリーのモードは、デフォルトでSTP(PVSt+)が有効化されてます。
このモードをRSTP(rapid PVST+)で有効化するには、以下のコマンドを使います。

(config)# spanning-tree mode [mst | pvst | rapid-pvst ]

RSTPの設定 スパニングツリーの有効化、無効化

RSTPの有効化と無効化は他のSTPと同じです。基本RSTPはデフォルトでVLANが全て有効化されています。
特定のVLANをRSTPで無効化するときは以下となります。

 ■ ラピッドスパニングツリープロトコルの無効化
 (config)# no spanning-tree vlan <vlan-id>
 ■ ラピッドスパニングツリープロトコルの有効化
 (config)# spanning-tree vlan <vlan-id>

RSTPの設定 ブリッジプライオリティの設定

 ■ ブリッジプライオリティの設定
 (config)# spanning-tree vlan <vlan-id> priority <priority>


RSTPの設定 Portfast設定

その他の設定として、portfastがあります。
portfast は、Spanning Tree Protocol (STP) の動作を短縮するための機能です。
通常、ポートがリンクアップすると以下の遷移となります。

Blocking → Listening → Learning → Forwarding

これには 約30秒程度 かかります(Listening 約15秒、Learning 約15秒)。

PCやサーバなど単一のホストが接続されるポートでは、STP の学習時間を待つ必要がありません。
portfast を有効にすることで、即座に Forwarding 状態 になります。


■ PortFastの設定 ( 特定のインターフェースに適用 )
 (config-if)# spanning-tree portfast

■ PortFastの設定 ( グローバルで、全てのアクセスポートでPortFastを有効化する設定 )
 (config)# spanning-tree portfast default

PortfastはPCサーバ以外にもFWVPN装置にも設定し、リンクアップ時に即座にアップさせる機能

注意点

ポートにスイッチやハブなどのネットワーク機器を接続しないこと。

  • これらを接続するとループが発生する可能性があります。
  • ループ防止のため、BPDU Guard と組み合わせるのが推奨されます